土曜の深夜番組
『マネーの虎』(日本TV系列)が面白いです。
昨日の登場は、「病院予約代行サイト構築に2200万円欲しい」という27歳男性
『
ビジネス特許もとろうと思います』という発言、そんなに自信満々でいいの?(笑)
ネットバブルの頃、「あーきみ、それはビジネスモデル特許は取ったのかね?」と繰り返す、
アホ投資家の顔を思い出しちまったぜ。
「診療予約の代行をWEB上で行う」っていうアイデアは、
要するに「ぐるナビ」と同じで、情報提供者がわからカネを取るタイプのモデルなんだろうけど、
病院からWEB掲載料金を取った上で、その上診療予定をパソコンで入力させようっていうのかい?
カネを払った上で、更に面倒まで増えるサービスを導入する病院がどれだけ居るんだろ?
このプランの最大の肝になるのは、結局「営業と提携」。病院を集客できなきゃ成立しないサービスだから、
技術よりも、まずは日本医師会なんかとアライアンスが組めるかどうかがポイントでしょ。
とても、アイデア単体で評価できるようなビジネスメソッドじゃない。
それに、予約する患者の身元を確認できずに、どうやって悪戯や営業妨害を防止する?
身元確認には、カード決済などの有料スキーム(絶対不可能)や電話確認が必要になるから(本末転倒)、
要するに、このサービス単体での事業化はどう見てもムリだと思うんだけど。
医療っていう分野は、ビジネスモデルとしては古典的な構造だから、
ITソリューションを導入する意義は大きいと思うだけに、やるならもっと真剣に取り組んで欲しいと思いました。
って、『マネーの虎』を観てない方にはわかんない話でスミマセン。
しかも、「Tips」のくせに、文章が長い。(笑) (2001.12.16)