- 過去ログ倉庫:2001年
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『新年前後は電話やメールが通じにくい』旨をCMで流すNTTドコモ。
2001年のお正月、都内にいた僕の携帯は、
大晦日の11時45分くらいから、3時間以上に渡って電話が使えませんでしたが、
今年はどのぐらいになるんだろう?(2001.12.30)

本日が仕事納めの方も多いかと思いますが、
年末ギリギリまで仕事予定の僕にはいまいち実感なし。
とまれ、良いお年をお迎えください。
来年も「ChemicalWashed!-化学的洗浄」を
よろしくお願いします。(2001.12.27)

昨日、板倉雄一郎氏のプライベートな誕生パーティにお招きいただきました。
プレゼント、何にしようか迷いましたが、考えた末、結局コレにしました。「Cybiko Xtreme」。
アメリカでブレイク中の、ティーンエイジャー向けのPDAにしてゲームマシン、コミュニケーションツール。
300mぐらいまで離れた相手と、無線でハンドシェイクして、パケット通信でチャットやデータ交換ができる!
さらに凄いことに、バケツリレーのように相手のマシンを中継すれば、300mを越えてどんどん遠方の人間とも
コミュニケートできちゃうらしい!最大3000名のマシンを中継できるんだそうな。
おもちゃのトランシーバー並みの無線電波で、やってることはインターネットの発想と同じという凄さ。
ニッポンのケータイコンテンツより、ある意味進んでます。
ただし、ユーザーが居ないと意味がないから、日本では単なるおもちゃにしかなんないのね。(笑)(2001.12.27)

1992年に出た「10年後‐21世紀編」(光文社)が出てきたので読みふけってしまいました。
10年前の日本人が、どういう未来展望を持っていたのか、今読むとかなり面白いです。
インターネットと携帯電話の爆発的な普及&進化が、まだ全く予想されていなかったんだなと、改めて感慨。
『アメリカは凋落する』という予測でしたが、やはりITや金融がアメリカを支えたってことなんだろうなぁ。
そして、「カラオケがますます流行る」という予測、これは見事に外れましたね。
実は7年前にやった本で僕も、『カラオケボックスがサテライトオフィス的な需要を満たすようになる』と、
見事に読み違えをやってしまっておりました。
要するに、情報端末の手段が、もっとパーソナルに持ち歩くものになったってことなんでしょうね。
これを読むと、あらためて今の僕たちも、今常識とされてる将来展望とは、
逆の仮定で考えてみることも必要なんじゃないかと思ってしまいました。

携帯電話について考えてみると、『電波』という有限のリソースを使うものだけに、コスト面や付加価値の部分で、
意外に早く限界が来てしまうんじゃないかと思ったりもします。
そういう面から、Bluetoothみたいな、近距離のホットスポットと通信して、あとは有線環境でネットと繋がるような、
そんなインフラが主になるイメージも考えた方がいいのかなぁ。なんてね。
最近の、IP電話の破壊的低価格と急速な拡がりを考えると、ますますそう思います。(2001.12.21)

NIBA(ネット情報ビジネス協議会)の定例会、無事(?)終了いたしました。
いやぁ、久々のセミナーですっかり緊張しちまいました。
しかし、皆さん各所で頑張ってらっしゃいますね!僕も頑張らねば。

セミナーで、僕のいつもの持論、「ケータイは成人用と、未成年者用を分けて売るべきだ」を言ったところ
参加されていた方より、「それは、実現する見込みはあるのか?」、
『三田さんは(そのために)何か運動されているのか?』と訊かれ
絶句してしまいました。
そうでした。確かに僕は、言うだけで何もやってませんでした。
…ということで、決めました。
来年からは、そのために、僕でもできることを何かやってみようっと。(笑)
とりあえず、「未成年者用ケータイを作る運動」ホームページでも作ろうかな。
わー、また正月休みの仕事が増える。(2001.12.19)

水曜日の情事(フジTV系列)が最終回
文芸誌の編集者という役どころの、モッくんの、「元文学青年」ってな感じの、
芝居がかった演技が良かったです。久々に「シナリオがいいなぁ」と思えたドラマでした。
どころで、モッくんと、奥さん役の天海祐希の身長差。
ふと気になって、検索エンジンで調べてみたんだけど、モッくんが174cmで、天海祐希が172cm、
これって、多分、モッくんがサバ読んでますね身長。(笑)
どう見ても、天海祐希の方がずっと背が高く見えるもの。って、かなりどうでもいいハナシですみません。
(2001.12.19)

フジTV系列のアフガン報道
トラボラ駐在の特派員、山本将文さんのトークが、最近、自分的にはかなりツボです。
おじいさんのような語り口、関西丸出しのイントネーション、
箇条書きで語る、聴いたこともない妙なテイストのニュース原稿などなど。
どうやら、フリーランスのフォトジャーナリストで
北朝鮮報道などなど、かなり硬派の報道をされる方らしい。
この方の声が聞こえると、ついTVを凝視してしまいます
スタジオでレポートを聴いているアナウンサーやキャスターは
よくフキ出さないものだと感心しちゃいます。
(2001.12.17)

ここんとこ、次々にレンタル開始の話題作、「パールハーバー」に「猿の惑星」
最初から期待はしてなかったんだけど、…やっぱり、かなりイマイチ。
「パールハーバー」は、映像は目が醒めるほどキレイなだけに、シナリオのまずさが残念。
思うに、無理やり3時間もの長尺な上映時間にして、「大作感」を狙いすぎたのが敗因かと。
全体に冗長なくせに、伏線を張っても収まる場所なし、単なる軽いやつにしか見えないヒロインなどなど。
真珠湾陰謀説の真偽とか、当時の国務長官ハルの国際常識に反した酷い対日要求、
そして在米日本資産の一方的凍結などなど、米国にとって不利な話は控えておこうっと。

猿の惑星については、33年前のオリジナルに完敗状態。
ティム・バートンって、どっちかというと女性的なセンスの作品ではいい味出す監督だと思うけど、
原作小説も、映画版オリジナルも、骨太な文明批評をテーマに持っているだけに、
そういうものに感応するコードは、どうやら持ち合わせていないらしい。
大体、仮想敵が居ないはずの猿の国で、なんでそんなに巨大な軍隊が存在してるわけ?
68年の猿の惑星では、予算の関係か、猿の国は原作よりずっと小規模な部落として描かれてるけど、
軍隊も、ちゃんと部族の規模に応じたサイズとして描かれていて矛盾がない。
思うにこの映画は、やっぱりキャメロンとか、あとは、ピーター・ハイアムズ(「2010年」の監督)みたいな、
男性的な作風の監督の方が向いてると思うな。
(2001.12.17)

土曜の深夜番組マネーの虎』(日本TV系列)が面白いです。
昨日の登場は、「病院予約代行サイト構築に2200万円欲しい」という27歳男性
ビジネス特許もとろうと思います』という発言、そんなに自信満々でいいの?(笑)
ネットバブルの頃、「あーきみ、それはビジネスモデル特許は取ったのかね?」と繰り返す、
アホ投資家の顔を思い出しちまったぜ。
「診療予約の代行をWEB上で行う」っていうアイデアは、
要するに「ぐるナビ」と同じで、情報提供者がわからカネを取るタイプのモデルなんだろうけど、
病院からWEB掲載料金を取った上で、その上診療予定をパソコンで入力させようっていうのかい?
カネを払った上で、更に面倒まで増えるサービスを導入する病院がどれだけ居るんだろ?
このプランの最大の肝になるのは、結局「営業と提携」。病院を集客できなきゃ成立しないサービスだから、
技術よりも、まずは日本医師会なんかとアライアンスが組めるかどうかがポイントでしょ。
とても、アイデア単体で評価できるようなビジネスメソッドじゃない。
それに、予約する患者の身元を確認できずに、どうやって悪戯や営業妨害を防止する?
身元確認には、カード決済などの有料スキーム(絶対不可能)や電話確認が必要になるから(本末転倒)、
要するに、このサービス単体での事業化はどう見てもムリだと思うんだけど。
医療っていう分野は、ビジネスモデルとしては古典的な構造だから、
ITソリューションを導入する意義は大きいと思うだけに、やるならもっと真剣に取り組んで欲しいと思いました。
って、『マネーの虎』を観てない方にはわかんない話でスミマセン。
しかも、「Tips」のくせに、文章が長い。(笑) (2001.12.16)

ゲームセンターの店舗数が2年間で22%減少
コナミの社長が、ゲーセンの衰退ををまんが喫茶なんかと比較して捉えているのは正しいと思う。
最近会った、某ゲームメーカーの社長さんは、
今は一時的に(ゲーム業界は)悪いが、また持ち直すだろう』と
信じがたいほどに楽観的な予測。
もはやゲームが競合している相手は、ゲームなどではないっていう認識はないんだね。
業態転換を図らない限り、5年後のゲームセンターは
産業規模・意義ともに、個室ビデオ屋の市場規模にまで落ちるだろうね多分。
だって今のままじゃ、想定し得るユーザー層が同じようなものなんだもん。
2001.12.16)

久しぶりにふらりと訪れた、東京の「魔窟」、中野ブロードウェイ
僕にとっては、高円寺〜目白の通勤途上に位置してます。
冬休みの東京観光には、是非お勧めしたいワンダーランドです。
29万円(元値の5倍以上だ!)で売られている裏原宿系ブランド「Good Enough」のスタジャン、
4万円のレアモノフィギュアなどに、「究極のコアマーケット」を見る思いがします。
んなことを言いつつも、つい、買ってしまったのが、コチラ、そしてコチラ
男の子なら、やっぱりドキドキしますよね。
(2001.12.14)

デメ研の代表者で、『インターネットは儲からない!』の著者,
橘川幸夫さんの忘年会(パーティ?)にお邪魔してきました
拙著を読んでいただいてくださっていて感謝感激、
そのほか主任研究員の亀田さん、そのほかの方とも色々と話もできて大満足
『何か(一緒に)やりましょう!』、との掛け声、なんとかしたいなぁ。
昔、人見知りでパーティが苦手だったけど、ボクも大人になったなぁと、妙な感慨
(2001.12.14)

元旦は通話無料!』をCMでうたう、フュージョン・コミュニケーションズ
つまり、翻訳すると「元旦は回線がパンクして通話を保証できないので、問題になる前に無料にする
ってことなんですね、きっと。
これって、FOMAの無料通話が、来年3月までは1000円上乗せになるサービスと、多分同じことなんでしょうね。
でも、ソレに怒っているわけではないんですよ。
電話は、かつては「ライフライン」だと考えられてきたけど、
IP電話や携帯電話、そして、ますますコンピュータ化するブラウザフォンなどなど、
これからは、TCP/IP的なあいまいさの中に紛れていくんでしょうね。
FOMAが繋がらないって、今は非難ゴーゴーだけど、きっと皆慣れて、誰も何も言わなくなるよ。いまに。
高機能化して、逆に昔より基本性能が低下したモノなんて、世の中には大量に存在してますから。
(for ex.AF一眼レフカメラ)/(2001.12.14)

 
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