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(2002.4.30) 最近、モーニング娘。をマーケティング論的、あるいは世代論的に捉えて、
その成功法則を解き明かそうとする本が目立ちますね。たとえば、コレとか、コレとか。
個人的には、はっきり言って、どれも噴飯モノだと思っています。

僕は、モーニング娘。の成功について、他者が規範とすべき何らかの意味を持っていたのは、
和田マネージャがモーニング娘。の担当だった頃まで、
つまり、『恋のダンスサイト』の頃までだと思っています。
それ以後のモーニング娘。というのは単なる「慣性飛行」を続けているに過ぎないと。
マネージメント論、マーケティング論、世代論、アート論など、およそ全ての面から見て、
モーニング娘。のマネージメントを行っている事務所、アップフロントエージェンシーは、
見習うべき点もなく、何の時代を象徴しているわけでもないと思っております。

恥ずかしいので、他者にはあまり言わないのですが、僕には一つ、信条としている法則がありまして、
密かにそれに、『成功者三の一の法則』と名づけております。
ある時点をリアルタイムに切って、いわゆる「成功」している者を眺めた場合、
必然的な成功、理由ある成功を収めている者は、3人に1人しかいない、という信条です。
言い換えれば、成功因子のある成功と、運・または時流に乗っただけの成功は違うと思っているってことです。
この数字に根拠は何もありません。僕が今まで生きてきた人生で見てきた結果として、
3人に1人という判断をしてるだけですので、
コレを読んでいる方に、それを信じろというつもりもないんですけどね。(笑)

もしこの法則が当たっているならば、僕が規範として学ぶべき人間は当然、その3人の中の一人であるはず。
個人的にはこの法則は、個人・法人を問わないと思っております。
僕が付き合いたい人、話したい人とは、常に、「必然的に」成功している方です。
逆に言えば、現在成功していなくても、成功の因子を持っている人が好きです。
何故ならそれは、きっと僕が、結果主義者ではなく、プロセス主義者だからなのでしょう。

「どうして結果主義じゃないのか」って?理由は簡単っすよ。
結果というのは一瞬のものでしょ。すべての結果を「微分」していくと、結局のところ「究極の結果」とは、
死ぬ瞬間に「オレは幸せだった」って言えるってことでしょ?
オレは、死ぬ瞬間なんていう一瞬の満足より、それよりずっと長い、人生のプロセスの方が大切ですよ。(笑)

この「モーニング娘。マーケティング論ブームに見る陥穽」については、
近日中に、改めてコラムの方で、ちゃんとまとめてみようと思っています。

(2002.4.29) 深夜番組では出色のヒットとなったマネーの虎
ゴールデンタイム移行後も、深夜時とほとんど変わらぬ視聴率と、苦戦の予感。
話題の番組なので、各所で色々と評論が出てますが、最新号の「噂の真相」に出た、
「虎」ブームを、「おちまさと時代の終焉」と位置付けた論評は面白かったです。

折りしも、『ガチンコ!』の出演者が強盗容疑で逮捕されるというスキャンダルもあり、
「限りなくリアルなヤラセ」も、そろそろ効力を失ったことを実感する今日この頃、
個人的にはマネーの虎は、まだまだ楽しみではあります。

しかし、この番組を企画した奴も、作ってる奴も、
多分、本当の意味で「他人のカネで起業」した経験はないんだろうなぁ。
この番組で飛び交うカネが、『出資』なのか『貸し付け』なのか、曖昧なのがいつも気になっています。
『出資』である以上、投資リスクは投資家が負うべきものであって、失敗したら恨みっこなしのはずですが、
「人間リサイクル社長」氏は、「出資した分、担保を差し出せ」とか口走るし、
(こういうことを言う奴から出資を受けると、後で大変なことになるよ!)
芸プロ社長は、「出資したらウチにプロモーションはまかせるか?」とか言い出すわ、
(こういうのを「ヒモ付き出資」という)
「こっち(関西)来るんだったらカネを出してやる」と、実質的な乗っ取りを示唆する奴はいるわで、
(もし失敗したら、社員にされて死ぬまでコキ使われそうだ)
この番組は、投資家のモラルを啓蒙している番組であるとはお世辞にもいえないよね。

要するに、「何でもあり」のダーティさがなけりゃ、金儲けなんかできないよってってことを言いたいならば、
どれだけ面白くても、カテゴリーとしては「俗悪番組」に過ぎんのよ。
それともそれを、「反面教師的教養番組」と開き直る?
もう少し、そこのところを整理した上で番組を作って欲しいよ。
ハナっからダメな奴を出演させるのは、こりゃもう演出として仕方ないとしてもね。

(2002.4.29) コンビニで売ってるパソコン誌、
皮相的なカタログ雑誌が多いのでほとんど買わないんですが、
4月27日発売の「ASAHIパソコン(5・15号)」だけは、思わず買ってしまいました。
通信モバイルジャーナリスト神尾寿氏の手になる、
iモード後はヒットなし、NTTドコモの失速」という記事が大変に面白かったからです。
一部、首をかしげてしまう論旨もありましたが、
(ドコモが「iアプリで出遅れ」とありますが、実際のところ、
JAVAアプリがマーケティング的に成立してるのはドコモだけですので、この指摘は当たりません。
このあたりは、技術的優位性と、マーケティング的優位性を別に論じるべきでしょう。)
「よくぞここまで書いた!」といいたくなるほど、NTTドコモの組織的な問題点を浮き彫りにしています。
これじゃ、2ちゃんねるで話題になるのもむべなるかなと思いました。

(2002.4.26) 我が街、杉並区高円寺というのはヘンなところで、
ルック商店街を歩いていて、すれ違ったオバハンの着ていたトレーナーのプリントが、
ふと気がついてみれば、
"PIZZA OF DEATH"
こんな高円寺が、僕は大好きです。

(2002.4.26) 素朴なギモンシリーズその1.
AFLAC(アメリカンファミリー生命保険会社)のCMの、「不良債権ゼロ、逆ざやなし」っていうコピー。
よく考えてみると、「不良債権ゼロ」って、ちょっとおかしくないか?(笑)
投資先がどんなに優良なとこが多くっても、まったくの「ゼロ」ってことはありえない気がする。
あのエンロン株だって、不良債権だったんじゃないんかいなー。
あっ、株は「債権」じゃないか。

(2002.4.18) 原稿締め切りをぶっ千切っているというのに、
関係ない話ばかりで誠に申し訳ないんですが(すみませんすみません。ごめんなさい(^_^;)

一昨日、FOMA-de.TVの方で、初めて雑誌取材を受けました。
来月ソフトバンクパブリッシングから発売予定の、
大人のiモード、出会い編」みたいなコンビニ雑誌らしい。(笑)
(タイトルはよくわかりませんが、多分↑こんなニュアンスらしい)
そうか、オレは出会い系サイトの管理人だったのか。
写真入りで堂々公開予定らしい。恥ずかしいやらおかしいやら。
とても娘には見せられません、父親のこんな姿。

同日の夜は、飲み会でした。
才式祐久さんという、以前にNIBA(ネットビジネス協議会)で僕が携帯電話セミナーをやったとき、
このページを見て、突然来てくださった方が音頭取りされてる、モバイル広告業界キーマンの飲み会です。
勿論オレは、モバイル広告業界でも、キーマンでもないんですけどね。(笑)
才式さんは、元メールニュース社社長で、
現在はサイバーコミュニケーションズのモバイル部門の役員なのですが、
広告業界らしからぬ素朴なキャラクターの持ち主、
しかし、ネットリアリティに対する皮膚感覚の鋭さ、そして数字で具体的に語るトークは、
さすがベンチャー起業家という感じです。

CAmobileの社長や、日広の取締役の方など、錚々たるネットベンチャーのキーマンたちの中、
唯一オレだけが「ガイコツプリントのパーカに破れたジーンズ」
しかしそういう外見より、もっともショックだったのは、
7人の参加者中、オレが(多分)最年長だったという事実。
やはり、ネットベンチャーの世界はとにかく皆若いよね〜。
そして、こういう飲み会に出てみると、
暫らくの間、リアルビジネスから遠ざかっている自分が、
微妙に感覚がズレてきちゃってるってことも再認識され、
どうしたもんかねぇ。実際。
…っていうか、遅れてる原稿なんとかせにゃ。(^_^;ウヒー

(2002.4.18) うわぁ。一週間も更新が滞ってしまった。死亡説が出ないうちに更新更新。(^_^;

とうとう出た。「ケータイ方式で文字入力するパソコン」→Sony Vaio Uシリーズ

いずれ、ケータイ方式で入力するパソコンキーボードなどという珍品すら登場しかねない
半年前にこういうと笑われたものですが、事実は常に想像を追い越していくものなのですね。
これは、「ケータイとパソコン、文字入力でどちらが優れているか?」という問題ではないんです。
インタフェースというのは常に「刷り込み」であり、大半の日本人が使っているであろう、
JISキーボードを用いたローマ字入力が、エルゴノミクスの点でもいかに効率が悪いかというは
よく知られた話ではあります。

これからのパソコンのユーザーマーケットをどう見るか。
一つ確実にいえることは、これからの「パソコン初心者」は、大半がケータイからの移行組
になるという点で、今までのPC初心者とは少し違ったものになっていくはずです。

これから、PC向けサービスでもアプリケーションでも、まずはこの視座が大切になると思います。
つまり、ケータイ用語でPCを解説したり、ケータイの方法論でPCのインタフェースを構築したりとか、
これから少しづつ、「ケータイからステップアップしてPCへ」という、今までのPCユーザーから見れば、
むしろ逆に見えるような潮流が興ってくるんでしょうね。

実は、これからのパソコン・インターネット解説本も、そうした「ケータイの言葉で解説するパソコン」という
発想が有効なような気がしておりまして、ちょっと前にこんな、女性パソコン初心者向けの、
ざっくりとした企画案を出版社に見せたんですが、反応はなしのつぶて。(笑)
どこかやってくれる出版社ありませんかね?っていうか、誰か書かない?(笑)

(2002.4.11) 下記で、APLという略語を書いてふと思い出したので、さらに蛇足です。
オーウェルの「1984年」という例の小説は、1984年当時に結構なブームになったのですが、
当時大学生、しかも一応政治学科だった僕も、ご多分に漏れずこの本を読みふけったものです。
今でも、「1984」のセルビデオまで持っているほどでして、
ユーリズミックスが音楽を手がけて少しだけ話題になりましたね。

この1984年の巻末に、「INGSOC(本来は英国社会党の略語らしい)新語法について」というページがあります。
かのアンソニー・パージェスの風刺小説「時計仕掛けのオレンジ」と同じように
「1984年」も、近未来の新しいボキャブラリーが沢山登場しますが、それはさておき
「1984年」において、絶対的支配者たるENGSOCが意図した新語法の要諦は、
なるべく略語や頭文字を増やし、その言葉が元々持っていた意味を大衆に考えさせないようにする。
というものでした。
原文を見ながらこれを書いていないので、ニュアンスは少し違うかもしれませんが、
こんなくだりもありました。
「より後進的な民族ほど、略語を好んで多用し、
わざとわかりにくい言葉とすることで、言葉の持つエントロピーを低下させる」と。
当時大学生だった僕は、これを読んでがっくりしました。
それがまるで、当時の日本の状況に対する皮肉のように聞こえたからです。

オーウェルが1984年を書いて半世紀近く、1984年からは20年近くが経っていますが、
日本において、この状況だけは何一つ変わっていません。いや、ますますひどくなる一方なのかもしれません。
略語や専門用語を、TPOを考えずに使う人間に対する僕の嫌悪感、不信感は、
思えば、この「1984年」を読んだ影響から来ているようです。

(2002.4.11) P2Pカンファレンス in Japan 2002 Springを、プレス扱いで聴講することができました。
渋谷はセルリアンタワーで開催された、この日本では最初にして最大規模のP2Pカンファレンス、
「セルリアンタワー」という言葉で、IT業界に詳しい方ならピンと来たかもしれませんが、
主催は、あのGMO(グローバルメディアオンライン)です。
GMOが、この時期にP2Pに目をつけ始めたこと自体、ある意味で今後、
P2Pがカネになる時代」がやってくるのかもしれませんね。
正直なところ、僕には、余りにも大きなテーマすぎて、まだまだ良くわからないんです。

講演は2つの部屋で同時に行われたため、全ての講演を聴講することはできませんでしたが、
スカイリーネットワークスの梅田社長の講演は、3ヶ月前にソフト化経済センターで聴いた講演よりも、
さらに、自身のビジネスモデルに対する確信のようなものを感じました。
やはり、数日前に発表された、Bluetoothを使ったガジェットに対する自信の現れなのでしょうか。
頭の良い人というのは、わずか数ヶ月でどんどん進化していくものなんですね。

そのほかにも「P2P時代の認証システム」などなど、
まるで、SFでも見ているかのような先進的、しかし具体的な講演が続く中、
僕が個人的にもっとも楽しみにしていたのは、
ちょうど先般「ファイルローグ」が仮業務停止命令を受けたばかりの、日本MMOの松田社長の講演でした。

Yahoo!の社員だった同氏が、どうしてこのようなドン・キホーテ的な事業を行おうとしたのか?
なぜ、このような確信犯的造反をしたのか。
…同氏のパーソナリティには、実は以前から興味津々だっただけに、この講演は興味深いものでした。
松田氏については、講演後名刺を渡して少しだけお話し、
「今度、どこかの記事でインタビューする機会を作らせてくれ」とお願いしたので、
また、個人的にお話できる機会も、きっとあることでしょう。

一つだけ、同氏についての僕の印象として、今言えることがあるとするならば、
多分、同氏は最初から事業的に成功することなど望んでいる人ではなかったのではないか。ということでした。
僕も一応これでも、今まで多数の実業家と付き合ってきた人間ですので、
松田氏が、「事業こそ一番」と考える人間でないことは、なんとなく「におい」で感じるんです。
もしかしたら、松田氏本人にそう言ったら、同氏はそれを否定されるのかもしれません。
でも、そう思うんですよ。なんとなく。

ここのところ取材などで、数多くの大企業の社員の方、
そして、ベンチャーの幹部や経営者の方とお会いするのですが、最近つくづく思うことがあります。
日本通信の三田社長(「みた」ではなく、「さんだ」社長です)など、
本当に素晴らしい新興企業の経営者の方がいる一方、
正直言って、大企業の人間を見て、「あぁ、この人は凄いな」と感じたことがここのところ、ずっとありません。
名前は伏せますが、冒頭に講演を行った、某大手キャリアの研究所の主任研究員の方の講演は、
ハッキリ言ってひどかったです。
研究する前に、まず日本語をちゃんとしゃべれるようにして欲しいです
「APLがシュアーにエンティティ内部をスルーする」んだそうです。

以前、かのMITメディアラボの、ニコラス・ネグロポンテ氏の講演を拝聴したとき、同氏は遠慮がちに、
「日本人がボトムアップの文化構造に変わるには、あと一世代を要するだろう」といいました。
僕は、いくらなんでもそれはあるまいと思ったのですが、最近、どうも、
本当にネグロポンテ氏の言う通りになってしまうのではないかと思いはじめています。

(2002.4.10) 希望者に夫婦別姓、原則同姓の試案…法務省

一体、この程度の法案を通すのに何十年かかってるんでしょう。
夫婦別姓制度は、もう20年以上前から議論されていたコトで、
21世紀になってようやく可決するかと思いきや、自民党内部にはまだ「抵抗勢力」が存在するらしい。
こういうのを見るにつけ、この変化の早い世の中で
国に何かを期待することが、そもそも間違いなんだなと感じてしまいます。

中国、そして韓国では、昔から夫婦別姓だということをご存知ですか?
男女同権が進んでいるから別姓なのではなく、中国韓国が別姓なのは、儒教思想の影響だそうです。
つまり、「妻は外部の血筋なので、婚姻しても同族とは認めない」という
儒教の男尊女卑思想が背景にあるようです。
確かに日本においても、夫婦別姓制度が、逆に嫁イジメの手段になるのではないかという声もあるようですが、
僕はそういう事例はほとんどないだろうと思います。あなたはどう思われますか?

結婚経験者である僕の立場から言わせてもらうと、
日本では「婚姻」というのはいまだに、相手との婚姻ではなく、
相手の一族との婚姻」という側面がどうしてもあります。
このHPをご覧になっている方で、もし適齢期の女性の方がいらっしゃるなら、
相手と結婚するということは、自分が死んだら相手の家の墓に入るということである」という事実を
思い出してください。それが結婚生活のリアリティなんだと思います。

もはや、結婚制度そのものが、我々の生活感覚とずれたものになりつつあるんでしょうね。

(2002.4.10) 最近話題の「驚速ADSL」ですが、オンラインで購入してインストールしてみました。
結果は満足。それ以前は、3.6Mbpsくらいだったのが、最大5.6Mbpsになりました!(フレッツADSL8Mです)
多分、PCに詳しい方なら、パケット量設定やら周囲のセットアップで結構速度改善できるらしいけどねぇ。

しかし、オンライン購入でも4000円ぐらいしちゃうのに、つい買ってしまうっていうのは、やはりツール系は強いねぇ。
4000円するコンテンツだったら、なかなか買わないと思うもんなぁ。

(2002.4.8) 昨日のサンデープロジェクトは、例の公設秘書給与流用問題でした。

共産党が、制度的に秘書の給与を党に「上納」するシステムを採っていたことを非難していました。
確かに、こうした上納制度は誉められたものではありませんが、少なくとも違法行為ではありません。
他党は共産党を非難していましたが、この感覚自体すでに、
国会議員の遵法精神がいかにマヒしているかを端的に示していると思います。

世の中には、非合法なのに公然と行われていることは沢山あるわけですが、
国会議員は、まず「法を守る姿勢」は絶対の基本であるはず。
「他の奴もやっている」とか、「共産党も実質は同じ」とか、一体、何を寝言いってるんでしょうか。
実質もへったくれもなく、まず、法律を守るという姿勢の有無で、そこには大きな違いが存在してるはずです。

おおむかし、「日本人とユダヤ人」というベストセラーがありましたが、
(作者はユダヤ人ではなく、日本人山本七平であることはもはや公然の事実ですが)
日本人の「法外の法」は、聖書でもコーランでもなく、
日本村の村民である」というアイデンティティの元にあるのだという指摘がありました。
いまだにこういう概念が、しかも国会議員のような一応エリート層にまで残っていることには、
もはや絶望感すら感じてしまいました。

あと、もう一つ。ペイオフ解禁に伴う金融機関の破綻問題。
これも、見ていて日曜の朝からムカついてしょうがなかったです。
まず、破綻した信用金庫の専務だかのインタビュー。
「なにをヘラヘラ笑いながらしゃべってるんだ。(激怒)」
中小企業経営者ならば、倒産したら、一家離散や首吊りだってあるというのに、
このバカどもは、血税で穴埋めしてもらうってことは、つまり国民が債権者であり、
己らは、資本主義国家では失格者である「破産者」と同等であるっていう認識がないんですね。
いったい、野村幸代じゃないですが、億単位の脱税をしたら実刑はまず免れないわけで、
こいつらは全員、血税を浪費したかどで、刑事責任を問うて刑務所入れるべきです。
オレは、ベンチャーの計画が予定通り進まなかったとき、
投資家にファミレスで土下座して謝りましたよ。
そんなこと当たり前ですよ。驚くほどのことでもありません。

つくづく思うのですが、日本が現在直面しているものは、経済的危機ではないのですね。
これは、もはや道徳の危機です。モラル・ハザードはすでにこの国に蔓延しきってます。
もはや日本人自身に、この道徳的危機を自己精算する力などはないでしょう。
日本は、5〜10年後、経済的に欧米や東アジア各国に支配されることで、変わるしかないんじゃないかな。
今、バカな日本人は、いまだに相手の顔ではなく、名刺の肩書きを見て人の価値を計ろうとしてますが、
数年して、外国人が経済的にこの国を支配したら、今度は多分、「国籍」で相手を判断しようとするでしょう。
考えてみれば、この「ギブミーチョコレート症候群」は、すでに随所で始まってますね。

(2002.4.8) 話題の新機種、auのカメラ付きケータイCASIO「A3012CA」、
FOMAに画像添付メールができない。との噂(未確認情報)


やれやれ、また問題発生か!? これ、すぐ確認したいと思ってます。。。
容量制限とか、そういうののせいかもしれないからねぇ。

(2002.4.5) Jフォングループ、事業者別携帯電話契約数でKDDIを抜く。(3月末時点)

すでに半年以上前から予測されていたこととはいえ、「遂に」という感じですねぇ。
以前よりこの「Xデー」は、ズバリ「3月末」と予測していたので、個人的には密かに満足してるのですが。(笑)
学割制度のあるauが、新入学シーズンの3月に、加入者純増でJフォンに負けたというのは、
auにとって予想以上に深刻な事態でしょう。
ケータイ選びの条件というのは、料金だけでないんですね。

ただ、4月に入ってauも1×を投入したので、このもみ合いの行方はまだわかりませんね。
むしろ、4月末の統計に要注目だと思っています。
CDMA2000 1×、それにカメラ付きケータイを投入したauが、
4月末時点でも、Jフォンに対して一時的にでも逆転できなかったら、
auの凋落傾向はかなり顕著だと見ることができます。

ついでにFOMAですが、3月末日時点で加入者は9万弱。ただし、3月だけで3万以上伸びています。
これは、3月にエリア拡大があったからですが、4月1日のエリア拡大の影響もあり、4月末時点恐らく、
15万台くらいには達することでしょう。現在、2割がTV電話対応端末だそうです。
本来のドコモの予定では、「3月末までに15万台」でしたが、
そういう意味ではせいぜい「一ヶ月遅れた」ということなんでしょうが、
いずれにせよ、まだまだ語るほどの数には達していないですね。

最近つくづく思いますが、FOMAに対する偏見と無知は相当に根強いです。
しかも、最近少しづつ見えてきた「FOMAの初期ユーザー像」も、
残念ながらあまりイメージの良いものではありません。
(もっともこの点については、ドコモ自身は、いまだにデータを持ってはいないでしょうが)
このマーケティング的大失態(あえてそう言い切ります)を、果たしてドコモは挽回できるでしょうか。
正直言って、よほど思い切った方向転換を図らないと難しいのではないかと思っております…。

もはや3Gの普及は、「無線LANトレンドとの成長競争」という様相を見せてきました。
auなどはハナっから誤解してるようですが、3Gのもっとも重要な本質というのは、
電波方式の差異でも高速性でもリッチコンテンツでもなく、
P2P技術と結びついた決済手段の提供だと思います。
各キャリアが、それぞれの事情で混乱しきっている中、
決済手段としてのケータイ。という困難なテーマを達成できるのでしょうか。

(2002.4.4)下記で「ユニキャスト」と書いてしまいましたが、これって、「マルチキャスト」の
間違いですね。どうも失礼しまひた。はい。

(2002.4.3)鷹山がアステルを買収
鷹山のビジネスを改めて見てみると、あまりに斬新で全体像すら掴みにくいほどですね。
(単に僕が不勉強なだけなのかな。。。)
ポケベルを使って、IP接続ではない、ユニキャスト的情報配信の価値を見直そうとか、
PHS網を使って無線LANとハイブリッド化するとか、
これはまさに、『不良債権化した旧インフラの再構築』です。実に興味深い!
特に、ユニキャスト配信の価値を再評価したのは、今後、映像配信をビジネスとして軌道に乗せるうえで、
意外に大切な要素かもしれません。
映像のような大きなデータはIP接続で逐一ハンドシェイクを取っていたら、インフラが追いつきません。
インターネットでストリーミングなどを使って無理やり映像を配信するコトには、以前より技術的にも
ビジネスモデル的にも無理を感じていただけに、ますます気になります。

最近、いわゆる旧来の通信キャリアと比べ、日本通信にせよ、鷹山にせよ、こうした新興キャリアの
動き、そしてビジネスモデルがすごく面白いです。
もはや通信キャリアですら、スケールメリットで商売する時代ではないのかもなぁと、思いはじめています。
このへんの動きは、今後も注意深くWATCHしていきたいですね。

なんかねぇ、最近ときどき思うんですよ。携帯電話って、あと2年くらいで衰退に向かうんじゃないかと…。
まだ、人にいえるほどまとまった「論」になってないんでですけどね。

(2002.4.3)わたしがオススメする今日の優良サイトシリーズ・その1(半分冗談)
http://www.moodyz.com/
なーんだ、エロ系かよ!と思わずによくご覧あれ。
ユーザビリティの点では、オレ的には、ほぼ満点を出せる優良サイトだと思います。
はっきり言って、SONYのbitmusicより10倍よく出来てます(笑)。

このサイトって、誰が企画制作したんだろう?
僕がどっかの会社の社長サンだったら、ここ作った会社にWEB制作頼みたいですねぇ。

(2002.4.1)僕はすごーくだまされやすいタチで、瞬間的なウソはすぐ信じてしまうやつです。

http://event.yahoo.co.jp/docs/event/20020401/04.html
情けないコトに、マジで騙されました。(^_^;

(2002.4.1)新入学シーズンになりました!皆さんはいかがお過ごしですか?
考えてみれば、僕自身にとって、過去1年は「停滞と熟考の1年」であったような気がします。
以前、経営に携わっていたベンチャー企業の「敗戦処理」に費やされた1年間でもありました。
11年ぶりに、「個人」という立場に戻って、一体そこから何がやれるのか、色々考えてきましたが、
基本的にこの世の中が、顔のある個人よりも、顔のない「法人」というものをベースに成り立っているのだ
ということを痛感した1年でもありました。
僕のような、有名でもなく、判りやすい実績も肩書きない人間にとってはなかなか生き難い世の中です。(笑)

(2002.4.1)NTT-BB、本日よりコンテンツサービス「BROBA」を本格スタート。
目立たない文章ですが、このリリースの中にある一文に注目しました。

『いずれは、FOMAとBROBAチャット(ビデオチャット)との接続を行う』
これはつまり、IPと携帯電話をビデオVoIPレベルで融合させるってことでしょう?
それ自体は必ずどこかで始まることだろうとは思うんですが、
真っ先に同一グループ内でスタートするっていうのが、どうもなぁ。

かと言って、世間でよく言われてる『NTTグループは公器だという自覚がないウンヌン』というのもどうもねぇ。
私企業というのは、株主の利益増大に貢献することが存在の第一義だから、
公器になれというのは、警察官に『泥棒を捕まえるな』とか、
兵隊に『戦うな』と言ってるようなもんでしょ。
僕は、企業に社会的責任をウンヌンするのは、80年代の方法論だと思いますね。
もはや、株式会社なんていうシステムそのものが時代遅れで非効率なんだよ。

 
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