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(2002.5.27) こんなインタビューを受けました。
レポーターのDaniel Scuka氏はカナダの出身で、最近は欧州で共著で
imode開発マニュアルなんかも執筆してるそうです。

(2002.5.23) 高円寺に、渋谷アースデイマネープロジェクトに参加しているカフェが2号店を出店
サロンド高円寺。若林サン、情報ありがとうございます)

地域通貨って、本当の意味で包括的な議論がまだ存在していないと思っています。
たとえば、アースデイマネーを推進したH報堂の『K告』編集のセクションが、
どうして、経済のグローバル化を礼賛する、「ファンキービジネス」の翻訳を出したりするんだろう?
要するに、この二つの共通点って、何かわからんけど、新しそう、今っぽそう。ってことだけじゃないの?
僕には、この二つって全く正反対のモノだと思うんだけど、違う?
誰かそれは違うぞって方がいたら、教えてください。ホント。

前にも書きましたけど、グローバル化していいもの、すべきもの。
グローバル化してはいけないもの。すべきではないもの。
これらについて、包括的な視座がなければ、地域通貨は必ずや、
誰かさんの利得のための手段に堕すだろうと思うんですけど、どうですか。
オレは、競争力もなければ努力もしてない地元商店街のために、
地域通過を使って買い物をする気などないねぇ。

あっ、でも誤解しないでくださいよ。僕は「反地域通貨」ではありません。
ただ、本当に渋谷センター街歩いてるオネーチャンが、使いたくなるような、
使って得だと思わせるようなスキームが欲しいと思ってるだけです。

アースデイマネーなんていう、教条的ネーミングの地域通貨はともかくとして、
僕は、高円寺で地域通貨をオーガナイズできる人が居たら、
それこそ本当に次世代経済システムのヒントになると思う。
なぜならば、高円寺を商圏にしてる人たちって、多くが本当に地元生活者であり、
それでいて、街としてのカラー、個性をちゃんと打ち出しているんだから。
そこが、代官山や下北沢や、ましてや渋谷あたりとは違う、高円寺のリアリティだと思ってます。

(2002.5.23) ビジネスショウって、巨大なキャバクラみたいだよな。。。

むかーし、ゲームメーカー勤めをしてたころ、こうしたショウへの出品で、よく出かけたものです。
でっかいブースの大手メーカーがキンキラキンのショーアップされている横目で、
小さなブースで地味ーにパンフなんか配っちゃって、小メーカーの悲哀を味わったりしてね。(笑)

ChemicalWahed的には、『代理店儲けさせてるだけて、バカバカしい出費だよ』と言いたいところだけど、
来てる客見てると、そうともいえなくなっちゃうんだよなぁ。
よく、ああいうところで「ケータイにURLをプッシュして情報を配信」とか、そういう話出るけど、
そんな気の利いたソリューション、皆が使うっていうんだったら、
最初からあんな辺鄙なとこに出かけてビラあさってないよな。(笑)
どうせ見ないで捨てちゃうんでしょ?資源が勿体ないよね。

(2002.5.21) 東芝、無線LAN機能付きのHDDビデオレコーダーを発表。

以前、ここで東芝の情報家電についてはかなり文句言いましたけど、
これについては、個人的にはかなり脱帽!
いわゆる情報家電カテゴリーの中で、はじめて凄く実用性の感じられるアイテムだと思いました。

なんか、こうなってくると、PC中心の生活送ってる自分としては、もうTV要らないなぁ。
imodeで外から録画指定できるってのもいいよね。
問題は価格かなぁ。
実売は13万円らしいけど、無線LANルーター+TVチューナー+ビデオデッキと考えると、
出来れば8万程度以下で売ってくれたらいいと思うんだけどな。

(2002.5.21) FOMAのテレビ電話、多元接続サービスというのが登場予定だそうです。
要するにFOMAの画面を4分割して、おのおのがセンター接続し、
最大4人ぐらいで同時にTV電話会議できるというサービスなのですが、どうなんだろう。
正直なところ僕は、TV電話会議システムにはあまり興味ないんですが、
今までのものよりは普及しやすいかもしれないなぁとは思います。
特に、SOHOワーカーのような在宅勤務者との会議なんかはいいかもしれない。

このサービス、実証実験を行うコンソーシアムに参加しないかと、、NTTドコモよりお誘いを受けました。
コンソーシアムに参加してるほかの法人は、多分ビジネスユースを前提に参加するでしょうし、
僕としては、非実用分野というか、アミューズメントソリューションでの応用前提で
色々遊べたらいいなあと思ってます。

たとえば、「マスクマン」みたいな、ゲーム感覚のサービスもありありだと思うんだよねぇ。
この番組、『機材提供』のクレジットがよく見るとソーテックだから、多分リアルタイム3D−CG化は
パソコンレベルでやってるってことなんだよねぇ。

(2002.5.16) 昨年の12月頃、某会合に出席したとき、話題は例の狂牛病。
「もう、そろそろ(牛肉を食べても)いいかなと思ってるんだよ」と発言した40代の男性がいました。
いったい、何が「もうそろそろ」なのか、僕にはさっぱり判りませんでした。
もし、BSEに感染している牛を食わされる危険性については、
全頭検査体制に入ったから大丈夫だと言いたかったのならば、
「これでもう大丈夫だ」と発言したでしょうから、
多分、この発言を意味の判る日本語に翻訳すると、
「もう、世間のムードも牛肉は大丈夫ってことみたいだから、オレも追従して牛肉でも食おうかな」
ということでしょうか。

ビジネスなどのやりとりにメールを使うことって、電話に比べて手間も多いのですが、
一つだけ明快なメリットがあるとするならば、
その人がちゃんと自分の頭で考えてる人か否か、すぐ判るってことではないでしょうか。
飲み会のヨタ話で、その場限りで雲散霧消する会話の中には、
後で明確に文章化してみると、このように全く意味をなさない発言ってのが結構あります。

四頭目のBSE発症があった今、この人が何とコメントするのか聞いてみたい気もします。
いやいや、やっぱりいいや。別に聞かなくても(笑)

ところで、米国では食肉牛のBSE検査は行われておらず、今後も行う予定はないそうです。
CBSニュースで見ましたが、米国の官僚は「(米国でBSE発症は)ありえない」という、
やはり文章にしてみると全く根拠の判らない発言。
BSEそのものよりも、こういう発言のほうが怖いです。
いまや全頭検査を行っている国産牛の方が、米国牛より多分安全でしょう。

(2002.5.14) ユニクロって、いいときも悪いときも、
本当に経済関係の雑誌やTV番組で注目度が高いですよね。
このことが、ユニクロにとって良い方向にも悪い方向にも働いているような気がします。

ユニクロは何故、急激に興隆し、急激に飽きられたのか。
理由は簡単でしょう。そりゃ、モノが悪いからです。
ただし、ここでいう「モノ」とは、単なる品質や耐久性のことではありません。

ユニクロのTシャツって、どうしてああも「肌着」なんでしょう。生地も縫製もやたら頑丈ですが、
たとえば、BeamsやUnited Arrowsが買い付けてくる海外モノのTシャツは、
洗濯を繰り返した時の、その微妙な退色や、ヨレ具合まで楽しむことができます。
United Aroows(ちなみにココも立派な上場企業です)がセレクトしてきた無地Tシャツは2800円しますが、
3シーズン着ても、まだ退色や経年変化に味わいがあります。
1000円のユニクロのTシャツは、3シーズン着たら、あとはもう寝巻きにしか使えないでしょう。
結果的に、1800円の差額を払ってでも、アローズでTシャツを買った方がお得だと思います。

ユニクロは、本業のアパレルの方ではイメージ戦略によって急成長し、
そして今ではイメージダウンによって急激に収益を落としています。
慧眼なるユニクロ経営陣も、このユーザーの意識変化のスピードだけは見抜けなかったのでしょう。
でも、これっていいことぢゃないですか。数千万人が同じフリース着てる方が気持ち悪いよね。(笑)
「Winner takes all」の原則は、もはや成立しないのですねー。

(2002.5.13) この1年、個人での仕事が増えてから体重がめっきり増えてしまいました。

プロフィールにも書いてますが、僕は以前に10ヶ月で27kg落とした経験があるのですが、
現在の体重(内緒だってば(笑))に増えてしまうまで、2年以上を要しているので、
これは断じて「リバウンド」などではありません。(と意地を張る)
よく、「どうやってそんなに落としたの?」と尋ねられました。(過去形)
まぁ、今となっては、その秘訣をしたり顔で語ってもあまり説得力ないんですけどね。(^_^;

ダイエットを成功させる方法、僕は一応体験的に下記だと思います。
・継続できるモチベーションを保つこと。
・モチベーションを少なくとも3ヶ月保つ方法を見つけること
・カロリーの入りと出をキチンと把握し、数値で判断できるようにすること。
・基礎代謝の高い体を作りあげること
(基礎代謝は、一度徹底的に上げてしまうと1年ぐらい持続します。個人差もあるでしょうが)
・近道やマジックはないのだと知ること。

1kgの脂肪を燃焼するには7000kcalが必要であって、これには個人差はありません。
問題は、自分の生活パタンで1日何カロリー消費しているかですが、
体重の重い人ほど、同じ運動量でも消費カロリー量は高いわけです。
従って、聖書の文句ではありませんが、
「太きものこそ幸いなり」と思えば気が楽です。
平たく言えば、でぶ度が高い人ほど落とすのは簡単だってことです。(笑)

大体、体重は少し重くなると途端に動くのが億劫になり、動作も緩慢になります。
するとますます動かなくなるので、結果的にますます体重が増えるわけですが、
これは全く逆のパタンもあてはまりますよね。だから、プラスの循環にどうやって持っていくかを
考えなければなりません。

と、こうやって話していくと、ダイエットってつくづく貯蓄とか経営に似てますよね。
「3日後に勝負デートだから、絶食して落とそう」っていう発想は、
「このジャンボ宝くじで一攫千金」って考えにどこか似ています。
どちらも、よほどの幸運に恵まれない限り、不可能なんだときっぱり諦めるべきなんでしょうね。

多分、経営も同じで、いくら理屈が正しくても、正解を知っていても、
最終的にモチベーションを保てる人が成功するんでしょうね。
なんか、書いていたら凄くあたりまえのことに思えてきたんですけど。(笑)

(2002.5.13) そうか!
PCユーザーの代表的モデルが宇多田ヒカルで、
ケータイユーザーの代表が浜崎あゆみだと考えればいいんだ。

(2002.5.12) 何年か前、中古マンションを購入したときの話。
会社なんかやっていると、次から次へと都銀や信金の担当者がやってきて、
「口座を作ってくれ」「ローンカードを作ってくれ」「積み立てをやってくれ」と、うるさく言うものです。
どうせ銀行が、担保のないソフト会社にカネなんか貸すわけないよな。と思いつつも
それでも銀行と仲良くしておきたいという心情もあり、薦められるままに、口座やローンカードを作ったものです。
ローンカードとは言っても、当初は限度額5万円とかね。
要するに、行員のポイント稼ぎを手伝ってやってたわけです。
幸い、そういうローンカードを使うこともなく、カードをタンスの奥に入れたまま知らずに放置してました。

それから、5年とか8年とかが経って、中古マンション購入のためのローンを組もうとすると、
銀行のローン審査担当者から突然電話があり、
「あなたの与信能力に少し問題があります」と、ヘラヘラと笑いながら言うわけですよ。
驚いて、「え!?他に借金なんかないですよ。なんでですか?」というと、
「あなたは複数の銀行に沢山ローンカードを持っていますね。合計すると500万円分にもなります。
これで、あなたの与信限度額はその分低いと判断されてしまうんですよ」

寝耳に水とは、まさにこのことです。

つまり、最初は5万円程度で、銀行に乞われるがままに造った複数のローンカード、
知らないうちに、勝手に限度額が上がって、いつのまにか全部100万円ぐらいになっていたんですね。
つまり僕は、住宅ローンで金を借りる以外にも、
カードローンで合計500万円も借金できる奴と勝手に見なされ、
その結果、「残された与信限度額が低い奴」と判断されていたんです!


僕は、このローン審査担当者に怒鳴りましたよ。
「大体、薦めるときだけ無責任にカード薦めておいて、あとになってあなたの与信限度が低いとは何事か!」
すると、その融資担当者、なんと答えたと思います?
「へへへ。まぁ、その担当者もノルマがあったでしょうしねぇ。」
これ、本当にこういったんですよ。しかも、ヘラヘラ笑いながら。

僕はその直後、その限度額100万円のローンカードを、3枚ほど解約しました。
解約しなくても、一応ローン審査は通ったらしいですが。
会社などやっていると、たとい実際に借金しなくても、
万が一のときのために、お金を借りられる手段は
確保しておきたいと、どうしても考えてしまうものです。
銀行の人間にはこういう気持ちはわからないでしょう。

中小企業の経営者はいま、銀行の不良債権を見て、みんな「ザマーミロ」と思ってるに決まってます。
最近、Mビットとか、@L-ンとか、銀行による体のいい高利貸しが増えてますが、
皆さん注意しましょうね。そういうカードをあまり沢山作ると、あなたの与信限度額は確実に格下げされます。
しかも、当のローンを売り込んでる、その同じ銀行によってね。

(2002.5.11) KDDI、4月末統計で再び加入者総数2位に返り咲く

3月末にKDDIが3位に転落したとき、このTIPSで、
むしろ4月末の統計に要注目」だといいましたが、
とりあえずは次世代の投入によって凋落傾向に多少は歯止めはかかったようですね。
とは言っても、その差わずかに5000台!この返り咲きは、4月のご祝儀相場である可能性もあり、
こうなると、2ヵ月後の6月末統計あたりで、ここ半年の帰趨が見えてくるのかもしれませんね。

今後、KDDIとJフォンの、このもみ合いはどうなるのか?
これは多分、Jフォンの親会社、ボーダフォンの方針次第ではないかと思います。
たとえば、端末価格をかなり低く抑えているKDDIに対して、
Jフォンは新規・機種変更ともにコスト面では不利。
さらに、Jフォンはパケット制に以降後、他キャリアに比べパケットコストが安くなっていないことが気になります。
そして、3Gを遅らせたことも、以後微妙な影響を及ぼすかもしれませんね。

いずれにせよ、Jフォンが写メールを武器にできた時期も、これでもう終わり。

今後は、ドコモも「251iシリーズ」といわれるカメラ付き端末を投入してくるので、
Jフォンは、新たな「差別化」を早急に実行する必要があるでしょうね。
いわゆる3Gのマルチメディア機能などが本格的に飛翔するのは、もう少し先の話だとすれば、
僕は案外、インスタントメッセンジャーあたりが、次の差別化勝負になるのではないかと思います。

(2002.5.10) 今週は、通訳を入れて英語で取材を受けるというレアな体験が2件もあります。
いずれも、「FOMA-de.tv」の方の取材なんですが、何故にこれほど海外からのコンタクトがあるかというと、
やはり、以前更新していた「FOMA日記」の英訳を掲載していたことが大きいようです。
確かに、FOMAというか3Gについては、世界中でまだ日本だけがサービスインしている状況でもあり、
アチラから見れば情報も不足しているのでしょうね。
今さらながら、インターネットってものの面白さを感じることしきりです。

この取材のうち一件については、WEBメディアでの掲載で、
再来週あたりにMPEGストリーミングで映像がアップロードされる予定だそうですので、
また改めてご案内しますね。ただし、僕のしゃべりは全部英語に吹き替えされているようですが。(笑)

(2002.5.9) NTTドコモ、2001年度第四半期のARPU(1契約者あたり月間平均収入)実績を開示

ドコモの携帯電話で、ユーザーが支払う料金の月額は、平均8020円だそうです。
あなたはこれよりも多いですか?少ないですか?

顕著な傾向としては、音声通話に支払われる金額がますます減少。
それに比べ、imodeの使用は微増に留まっています。
しかも、その「微増」の中身が問題で、メール比率が増大し、WEB、公式サイトともに減少。
メールの増大は、迷惑メールによるところが大きいわけで、
端的に言えば、携帯電話の使用量は、もうここ1年は増えていないということです。
iアプリなど、大きなデータが増えている状況下でimode全体の使用が減っているというこの事実。
僕には、かつてのゲーム業界が、
ファミコン>スーパーファミコン>プレステと、高付加価値すればするほど、収益が悪化していった頃の、
あの袋小路を思い出しました。

携帯電話の普及のカーブも、もう頭打ち傾向は顕著。
こないだのユニクロの決算にまつわる騒動を見ていてもつくづく思うんですが、
上場企業っていうのは、投資家にとって魅力ある企業でいるためには、
(つまりは、株価を維持&上昇させるためには)
基本的には、売上なり利益なりを増大させる以外ないから、
「これでもう十分」っていう程度がないんだよね。
もはや、日本は2007年あたりより人口減少に転じるわけで、
ゼロサムゲームどころか、マイナス成長でのパイの食い合い。
一体、こんなに世の中の実情に合っていない経済システムを、いつまで続けるつもりなんだろう。

今回、2001年度決算についての株主総会後の、定例記者会見で、ドコモ社長の発言
「FOMAならではのサービスを考え出すことができなければ(PDCからの)移行はない」というのは、
申し訳ないですが、とても「率直」という言葉での評価はできないですよね。
ってことはもしかして、FOMAならではのサービスを考えずに、FOMAをはじめてしまったの?(^_^;

第三世代携帯電話、そして情報端末としての携帯電話というのは、
日本が今後10年の間、メシの種にしなければならぬ、大切な知識集約産業だったはずです。
真面目な話、田舎暮らしか、海外脱出を考えたくなっちゃいますよ、ホント。。。

(2002.5.8) やっぱり、マックとヤフーモバイルの提携の話ですね。今日は。

ちょっと前から、「マックのホットスポットはどの事業者が取るのか?」というのは、
業界関係者では興味のタネになっていたわけですが、
考えてみれば、昨年まで藤田田氏が社外取締役を勤めていたソフトバンク系と提携するというのは、
想定しえたストーリーだったですね。う〜ん、これは迂闊なり!

しかし、今月から有料サービスに移行するHI-FIBE(NTTコミュニケーションズ)といい、
一体、無線LANを使って、ユーザーに何をしてもらいたいんだろ。
もう、むかしから各所で繰り返し言ってるんだけど、
「用途はユーザーが考案すればいい」ってのは、 パソコンユーザーの発想なんだってば!
ただでさえ頭打ちのパソコン普及率だっていうのに、さらにその中で、
創造的にパソコンを活用してるユーザーが何割いると思ってんだろ。
そんな「マイノリティ」をマーケットと見なそうっていうんだから、IT業界ってホント頭悪いよね。
HI-FIBEでは、ホットスポットとして、モスバーガーやプリンスホテル系だけでなく、
ビックカメラ
もアクセスポイントになっているようだけど、
ビックカメラでノートパソを使ってWEBアクセスする人って、秋葉原系少年(&中年)だけじゃないの?(笑)

こんな状況で、複数の事業者が相互乗り入れもできない有料サービスを立ち上げたら、
結局無線LANサービスは潰し合いに陥って、
無償ホットスポットに負けるんじゃないかと思うけど。
ってなわけで、数年しないうちに、ホットスポット事業者は、提携&再編の嵐になるんだろうね。
そもそも小規模な個人経営店舗の視点で見れば、
15万円程度の初期投資と、月額2万円以下のランニングでホットスポット作れるならば、
業務用エアコンの導入&維持費用よりも安いんだから!
どう考えても、「通信料」でカネは取れないと思うな。
まずは、ソリューション、そしてコンテンツでしょう。
誰か、個人事業者向けに、
時限パスワード(1時間で無効になるパスとか)をホットスポットで発行&認証しつつ、
電子クーポン(追加オーダーしたらさらに無償アクセス権1時間プラスとか)を簡単に設定できるような、
そんな小規模店舗向け「ホットスポット商売繁盛ソリューション」開発しません?
そういうの開発して経営コンサルティングと合体したソリューション事業やったほうが、
ずっと商売になると思うけどな!

無線LANホットスポットにおいてキラーサービスたりえるのが音声電話であることは確かに間違いなしでしょうが、
反面、パブリックスペースでの携帯電話マナーがうるさく言われる昨今、これも難しさがあるのは事実ですよね。
コンピュータ&IT業界は、今本当に真面目に、
(本当に繰り返しいうけど)「人間がモバイルで本当に欲しい情報とは何なのか?」という、
もっとも根本的な問いかけに対する回答を考えるべきですよね。

じゃ、そんなエラそうなこと言ってるオマエに腹案はあるのかって?
うーん、少なくとも30〜40個ぐらいはあるよ。教えないけど。(笑)

(2002.5.7) うぉ〜、だるい。GWにのんびりしすぎて、まだ頭がぼーっとしてます。
あなたは、ちゃんと社会復帰してますか?

ところで我が正しい街、高円寺の話。
高円寺南、西友のそばに新しい中華屋さんがオープンしたのですが、
この店、東中野駅前にある地元の人気店「大盛軒」にメニューが酷似。というより、ほとんど同じ!
「大盛軒」のウリは、創作メニューの「鉄板麺」ですが、これもそのままパクってます。
しかも、オリジナル鉄板麺が850円するのに対し、高円寺のエピゴーネンは750円と安い!
「ほか弁屋が潰れる街」といわれるほど、安価良質な定食屋が多い高円寺の中でもレベル高いと思います。
ところが何故か、この店全然流行ってないんだよねぇ。

オープン早々に見つけて「この店は東中野とは関係あるんですか?」と尋ねると、
店主は何故か動揺して、「いえいえ関係ありません」と慌てて答える。
多分、正規ののれん分けではないんだろうなぁ。ま、それは僕の立場としてはどうでもいいことなんだけど。

そこそこ美味しいし値段も安いのに、何故流行らないんだろう?
東中野の本家がいつも賑わっているのとは対照的に、ここは夕食時でもガラガラです。
その2件隣りの、喜多方ラーメンよりずっと安いし、いいと思うんだけどな。

なぜこの中華屋が高円寺で流行っていないのか?仮説を立ててみました。

(1)まだ、店の評判が広がっておらず、認知されていない。(ゆえにもうすぐ客が大入りになる)
(2)店の看板メニュー自体がパクリなので、ウリを強調できないでいる。ゆえに口コミが発生しにくい。
(3)一押しメニューが創作メニュー(のパクリ)のため、高円寺住人にとって、よさが判りづらい。
(4)店構え、外装の雰囲気にイマイチ「コク」がなく、美味そうに見えない。
(5)「高円寺が安くて美味しい食事ができる町」というのは実は誤解で、「ラーメン」とか「サバ味噌定食」とか、
いかにも、「貧相な定食屋」らしいイメージを与える既存のメニューでないとウケない。
(6)「美味い」と思っている僕が実は味オンチである。(笑)

多分、あと1〜2ヶ月もすれば、この仮説の結果は判明することでしょう。
(6)はともかくとして、僕は意外に(5)のセンもあるんじゃないかと思ってます。
僕は、高円寺の住人って「貧乏ごっこ」をしてる人が多いような気がする。
何せこの街は、オルタナティブなものこそが「クール」とされてる街。
ここに住んでいると、本当に価値観が変わっていきます。

(2002.5.4) いわゆるメディア規制法案について、マスコミの、
特にテレビ局の反対プロパガンダはちょっと度を越していますね。
この国はいつから北朝鮮になったんだと驚くほどの洗脳ぶり。

正直言って、僕はメディア規正法の是非については、今ひとつよくわかりません。
たとえば、「報道目的ならば除外」とされる項目も、
私のような個人事業者が何かを取材しようとした場合、本当に適用除外になるか、相当に疑問です。
この問題について、TVで言及されたことは僕の知る限り一度もありません。
つまり、マスコミの主要関心事は報道という「権益」の独占であって、「言論の自由」はどうでもいいのでしょう。
これからの時代、インターネットなどを用いた、「個人ニュースメディア」の需要は高いはず。
実は、この法律の最大の問題は、ここにあると思っております。

どちらにせよ、この問題に関して、マスコミの思い上がり、そしてその「抵抗勢力ぶり」は、目に余ります。
まあ、でも、きっとこう思ってるのは僕だけじゃないですよね。
すでに多くの国民が、こうしたマスコミの欺瞞ぶりにはウンザリしているはず。

特に、筑紫哲也の公安に対する不信感・敵意は度を越していますね。
これはもはや、理念の対決ではなく、裏舞台での怨念・情念の争いなのでしょう。
筑紫哲也は、辻本元代議士の疑惑のときも、
辻本氏の罪を公然とかばおうとした経緯もあり、
もはや、彼も旧世代に属するアンカーマンであることは明白。
自民党抵抗勢力と一緒に、さっさと隠居すべきでしょう。

そもそも放送法では、放送免許を受けようとするものは、
「特定に偏った政治的主張を行わず、中立でなければならない」と定められています。
この法律を現状のTV局に適用すれば、もはや全ての放送局は、
とっくの昔に、放送免許を剥奪されているはず。
この「お目こぼし」こそが、政府にとって、
「メディア規正法を施行しても、マスコミ圧力をかけるわけではない」という
一つの「前例」となっているわけで、もはやこれは、馴れ合いの構造なんでしょう。

憤りを禁じえないのでは、例の桶川ストーカー事件の、猪野詩織さんのお父さんを引っ張り出すこと!
遺族へのしつこい取材が、時として警察の責任を暴くのだといいたげですが、
迷惑かけてる記者がいるのも全く事実じゃないか!
これはもはや、ナチス並みの論理のすり替えです。

(2002.5.2) 猛威を振るうKlezウイルス、あなたのパソコンは大丈夫ですか?
ウイルス話とか、基本的に興味ないんですけど、
最近は毎日のように誰かからウイルスメールが届くんで、つい、ここでも書きたくなってしまうわけです。(^_^;
世界のPCの7%に感染してるってのも、これじゃマジで真実かもなぁ。
Klezは、WINDOWSのセキュリティホールを使って感染するそうなので、IEのバージョンが、
5.5PS2(セキュリティホール対策のパッチを当てたバージョン)か、IE6ならば問題なしだそうです。
IEが、5.0とか、5.01、そして単なる5.5の方はすぐチェックしてくださいね。多分かなりの確率で感染してます。
昨日は、僕のGFが、「会社のマシンがウイルスに感染した。そっちのマシンは大丈夫か?」と、もう大騒ぎ。

ところで、いまだに僕の元には、HTML形式のメールがときどき届きます。
HTML形式のメールは、テキスト形式のメールに比べ、ファイルにウイルスが付着する可能性が高いので、
人によっては、HTML形式のメールは受け取らないようにしている人もいるんですよね。
特に、ソフトに関連した職種の方は、HTMLメールを送るのはすぐやめましょう。
下手すると信用問題になりかねないです。
以前、一度面談しただけのソフト開発会社の社長より、ウイルスメールが届いたときは思わず苦笑。
ソフト会社の社長がウイルス送ってたら、もう、開発会社としては面目丸つぶれだと思うんだけどなぁ。

不思議なことに、HTMLメールを送ってくる方って、圧倒的に40代以上の方が多い。
前述のウイルス社長氏も、きっとウイルスメールをやりとりしながら、商談まとめてるんだろうなぁ。
こういうことを気にもしない、もしくはちゃんと対処しない層が物事を決めて、社会を動かしていく。
これが、IT後進国ニッポンの現実ってことで。(笑)

(2002.5.1) 椎名林檎、5月27日発売予定のアルバム未収録曲、「Georgy Porgy」を、
期間限定でインターネット配信。


デビュー直後からのファンで、ファーストアルバムは予約して買ったクチですし、
その上、70年代後半のTOTOの名曲のカバーとあって、
すかさずダウンロード購入してしまいました。
300円なら安い!と思ってしまうのは要するにファンの弱みなのよね。
(単価計算してみると、ホントは全然安くない(笑))

最近になって、インターネット音楽配信ビジネスが急拡大しているようですが、
NetMDの普及、そして、こうした巧みなプロモ手法によって、
やっと少しづつ音楽配信ビジネスも離陸していくのかもしれませんね。
なぜならば、オンライン配信ビジネスの最大のハードルというのは、「最初の一歩
一回買ってしまったら、あとは抵抗は段々薄くなっていくものですから、
ファーストステップは、やはりこうしたキラーコンテンツが必要なところなんでしょう。

ただし、音楽配信ビジネスが、セルスルーのCD販売を凌駕するのは、まだまだ遠い未来の話でしょうね。
なぜならCDをパッケージ買いする層っていうのは、レンタルでは満足しない層であると同時に、
そもそも「レンタルだとダビングするのが面倒くさい」っていう層によっても占められているわけで、
それと同じく、デジタルデータの音楽っていうのは、
現状では、「パッケージCDを買う」って行為に比べ、圧倒的利便性を与えてくれるわけではないんです。

特に、音楽データのように著作権保護の措置がタイトに取られたデータは、
簡単に人にあげたり貸したりできないだけに、扱いにくさも人一倍、
そう。デジタルデータっていうのは、パッケージものよりも、「不便なもの」なんですね。
持ち歩きにくい、人に貸せない。贈与できない。

ときどき、自宅のPCでLANを組み、音楽CDデータを全てMP3化してPCに収納し、
そこからUSBなど使って、ネットワークウォークマンに移して外に持ち歩く人がいるようですが、
僕は、そういう人って、たとえて言えば、
コンビニでお茶のペットボトルが140円で買えるのに、
家で煎れたお茶をマイボトルに詰めて持ち歩き、
『外でお茶を買うなんて不経済で愚かなことだ』とうそぶく人に見えることがあります。(笑)


こういう人は、ある意味で「正しきPCユーザー」なのだと思うのですが、その反面多くが、
「将来は誰もがPDAやノートPCを持ち歩くだろう」という根拠のない思い込みが根底にあるような気がします。
不思議なことに、この誤解だけは、8ビットパソコンが主流だった20年前から何一つ変わっていないようです。
これは、言ってみれば「アラン・ケイ・シンドローム」とでも名づけるべきものなのかもしれませんね。

一つだけ確実にいえることは、
マイボトルでお茶を持ち歩くことを、「モバイル」であると考えるのは、とんでもない誤解だってこと。
いつ飲みたくなるかもわからないお茶のために、重いボトルを持ち歩くことがモバイルなんではなくて、
外で、リアルタイムに変わっていく「その人のモード」に応じた欲求を、
テンポラリに、(そう、あくまでテンポラリに)満たすことが「モバイル」であると思います。
僕はこの、"mobile computing"と、"home computing"との本質の違いを、
密かに、「コンビニペットボトル140円理論」と名づけております。(笑)

 
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