(2002.10.23)どうでもいい話で恐縮なんですが、
彼女の誕生日に、Red
Wingsのスェードのエンジニアブーツをプレゼントしました。
実は、僕が長年愛用してるのとおんなじ。
別におそろいにしたかったわけじゃないんですが、ちょうどいいサイズがスェードしかなかったんです。
僕は、結構なブーツオタクでして、いわゆるブーツといわれるものは、7足持っています。
特にRed
Wingsは、一時期のブーム以前よりずっと好きで、都合4足持っていたんですが、
かつて、BMWが放火されて全損したとき、うち一足は燃え尽きてしまいました。(笑)
いまエンジニアブーツといえば、RED
WINGSに、チペア、ホーキンズ、
そして、カリスマブランドのWESCOなどが名高いですが、
やはり、もっともデザインが優美で、「作業靴」っぽくないのはRed
Wingsです。
街でエンジニアブーツを履いている人を見かけても、RED
WINGS(直訳すると「赤羽」(笑))製だけは、
遠目にもすぐわかります。
エンジニアブーツは本来作業場で履く靴なので、長時間の徒歩には向きませんが、
どれだけ歩いても、足が痛くなったことが一度もない!
月並みな発言ですが、アメリカのモノ作りの底力を見る思いがします。
ところで、ことしは、女の子の間ではエンジニアブーツが「in」らしい。
もっとも、109系みたいな女の子がはくエンジニアブーツは、長靴みたいなゴツいやつじゃなく、
もっと足首がシェイプされた、
ガーリー(爆笑してくれ)なデザインのやつらしいですが。
街を歩いていると、「
あぁ、このコはお洒落だな。素敵だな」と思うコにすれ違うことって、
1日でせいぜい一人かふたりぐらいです。
女の子って、男以上に流行に流されやすい生き物だと思うけど(差別的ですまん!)
上から下まで、ぜ〜んぶ流行のアイテムばかりってのは、やっぱりいただけません。
街でみかけて、「あぁいいな。凄いな」って思うコっていうのは、
どこを見ても流行モンをまったく身に付けてないのに、全体として「今」を感じさせるコです。
別に流行モンを否定する気はないですが、流行モンを着けるならば、それと同時に、
愛着とこだわりの品も着けていてくれると、見てるほうは楽しいです。
ファッションなんかどうでもいい?うん、確かにそうかもしれない。
でも、そう思ってる人の多くは、ファッションというものを誤解してると思う。
お洒落というのはね、実は
「コミュニケーション」なんですよ。
コミュニケーションである以上、
プロトコルは確実に存在する。
そうしたプロトコルに乗っかるも自由だし、知っていてあえて破るのも自由でしょう。
でも、知らないで通り過ぎていくのはもったいない。
僕のファッション観とはそういうものです。