(2002.12.13)誰だよ。オレの仕事用携帯に、いきなり「非通知」でTV電話かけてくるヤツ
このサイトでも公開している携帯電話番号「090-3208-3576」の方が、テレビ電話専用の回線です。
そっちは、そこら中で公開して、「24時間いつでもテレビ電話OK」といってるのですが、
仕事用の番号はインターネット上には公開してません。
12年近くずっと番号変えてないんだから、そっちはおいそれと公開するつもりもないし。
およそ、日本でも有数のテレビ電話に抵抗感のないはずのわたし、ミタタカハルですが、
こんな僕でも、プライベートな番号に、いきなり非通知でテレビ電話が来たら、さすがに引いちゃうよ。
悪いけど、俺のプライベート番号にかかってくるTV電話は(ほとんどこないけどさ)、
番号通知で、なおかつちゃんとオレが番号登録してある人しか出ないので、カンベンしてちょーだい。
しっかし、
僕の「24時間テレビ電話体験」も、ついに120名ほどに達しました。
100名を超えたあたりからは、だいぶ律儀さも薄れてきて、非通知の人や、かったるいときは
出なかったりすることあるんですが、
実際のところ、かけてきてくれる人のうち、半数ぐらいが、ちゃんとテレビ電話できません。
(もちろん、礼儀正しくて好意に満ちたテレビ電話のほうが多いんですけどね!)
まず、非通知でかけてくるやつ
(ま、これはサイトでも一応OKと言ってるので仕方ないが)
イヤフォンマイクを付けずにかけてくるやつ
(ハンズフリーでは、周囲がよほど静かじゃないと会話不可能)
ちゃんとカメラテストしないで、レンズがへんな方向向いてるやつ
カメラ部分を指で覆って、手前の顔を見せないようにしてかけてくるやつ
東芝T2101V端末の場合は、ハンズフリーとイヤフォンマイクを同時に使ってかけてきて、
エコーバックでまくりで、会話が成立しないやつ。(今朝かけてきたドコモ新入社員とかいうお方!)
かの碩学ピーター・ドラッカーが、最近の著作「
ネクスト・ソサエティ」(ダイヤモンド社刊)で、
紹介してるエピソードに、こんなのがありました。
1882年、ドイツ郵政省が企画した経営者向けセミナーのテーマは、なんと「電話を恐れぬ方法」。
しかし、参加者はゼロだったばかりか、招かれた経営者は一様に「電話などは事務員が使うもの、
なぜ自分で使わねばならないのだ」と怒ったという。
結局のところ、テレビ電話も、まだ100年前の音声電話と同じような状況なんよね。
おそらく、人がテレビ電話に本当に慣れるようになるには、1年や2年では足りないのかもしれない。
要するに、今までISDNテレビ電話などなど、テレビ電話サービスが失敗してきた背景には、
この、「普及の初期段階」で、いかに抵抗感をなくすかという施策が欠如していたんだろうなと。
しっかし、ドコモ社員ですらちゃんとテレビ電話してこれないやつがいるような状況じゃ、
まだまだ先は遠いよなぁ。