- 過去ログ倉庫:2003年6月
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(2003.6.28)子供だったころ、ふと聞いた母親の言葉で、ずっと記憶に残っているものがいくつかあります。

子供のころ、ご近所でお通夜があったとき、ふと発した僕の疑問、「どうして悲しい席で酒なんか飲むの?不謹慎なんじゃないの?」に対する母親の答え、「人は嬉しいにつけ悲しいにつけ、お酒を飲むものなんだよ」は、多分一生忘れないでしょう。

朝なかなか起きられなくて、「こんなんで社会人になれるのかな?」とぼやいた子供時代の僕に母親は、「若いうちは仕方ないよ。青春は眠いものなんだよ」と答えました。

こうした何気ない言葉が、案外その人の一生に影響を与えることはあるのかもしれない。 だから僕は、若い女の子などから恋愛や結婚に関する悩みなどを話されると、必ず、「付き合ってる相手の将来の姿を知りたかったら、両親を見るといいよ。それが、相手の数十年後の姿だと思ってほぼ間違いない。だから、結婚などで悩むようなことがあったら、相手の親を見て、『自分はその親と結婚できるか?』と自問してみれば?」と言います。実際、年を取ると、驚くほど親に似てくるものです。

っていうか、なんか今日のTIPS全般にジジ臭いんですけど。(笑)

(2003.6.28)いま、一緒にiアプリの開発やってるエンジニアのGさん。30才の誕生日おめでとう。(笑)

少しだけ手元に残っている自分の30歳の写真をいま見ると、まだまだ全然若くみえる。「三十路」ってのはなかなかにヘビーな響きのある言葉だけど、実際のところ(個人差は大きいけど)「30才」っていうのは、生物学的には、まだ20代の特徴をかなり残してるんじゃないかと思う。
自分自身もそうだったし、周囲の多くもそうだったけれども、本当に、「あぁ30代だな」って感じになってくるのは、33歳ぐらいからじゃないのかな。
僕は、自分が36歳になったときがとてもイヤだったね。チャットなんかで、若い人に年齢を訊ねられて答えるときに、本当に抵抗を感じるようになったのは、やっぱり36歳ぐらいからだった。30代前半ってのは、まともに仕事やってる男性なら、実のところ生涯で一番モテる時期でもあったりするわけで、(既婚者だったりすればなおさら)、これからの5年間はエキサイティングだろうなぁ、いいなぁ。などとうらやましく感じてしまうのでした。

実際、36歳ぐらいになってからは、早いこと早いこと。20代の頃は、まだ数年に一度ぐらいしか実感しなかった自らの「老いの兆候」を、1年の間に何度も感じるようになってくるんだよ。だから、この頃って一番年齢コンシャスになる頃で、いかに外見年齢が若く見えるかってことに大変に気を使ったりする。っていうか、そのトシで気にならなくなってる人はすでに終わってるんで、ここでは言及せず。

でも、僕ももう数ヶ月で『不惑』ですよ。さすがに36歳ぐらいの頃、初対面の人に「28歳ぐらいですか?」と訊ねられるようなことは、今はもうまったくなくなった。でも先は長いよなぁ。今からまだ30年ぐらいは生きなくっちゃならないんだから。だからと言って、若い世代と隔絶しちゃって、同世代の同類項でつるんで心の平安を得るような、そんなのはイヤなんだよね。

(2003.6.28)太田誠一元総務庁長官の「集団レイプまだ元気あるからいい」発言。どう思いましたか?

この一連のニュース、ずっと観ていたのですが、問題になった件の討論会で、この人品骨柄まことに下品なオッサンはこんなことを言ってました。
(少子化問題に関連して)「大体、男なら子供を作りたいという本能があるはず」

こういう感覚って、僕の知る限り、1950年代生まれ以前の男性に相当に顕著な特徴だと思うんだよね。
ま、かなり個人差はあるだろうけど、僕の世代(1960年代前半生まれ)以降だと、単純に子供を作りたいなどという「本能」は、すでにほんんどDNAレベルでは消失してるんじゃないかと思う。
この感覚っていうのは、「子供が好きだからほしい」という、いたって自然な感覚とはちょっと違っていて、なんというか「電柱があったらところかまわずオシッコを引っ掛けて回りたい」というような、犬のマーキングの本能みたいなもんに近いように見える。

実際、妻子がいるくせに愛人を作った挙句に、よせばいいのに、その愛人にまで子供を産ませたりするっていう行為は、僕の知る限りなぜか現在45歳以上ぐらいの世代に多い気がする。しかも、必ずしも経済的に非嫡出子の扶養能力まであるとは限らなくて、自分自身の面倒もロクに見られないクセに、方々でご丁寧に子供まで作って回るような輩も僕は過去に数人知っている。

確かに少子高齢化はわが国にとって大きな問題だけど、そんな野良犬みたいな男、少なくともオレは要らないよ。

(2003.6.23)一個下で「ポジティブな話を伝播させるのは、ネガティブな話を伝播させるより数倍難しい」と書いたけど。

これって、ネット系のビジネスとかやる上でもやはり重要だったりするんだよね。恐らく、最近流行のSEOなんかより10倍ぐらい大切なんじゃないかと思う。
ほとんどの企業サイトが、どうしてああもつまらなくてダイナミズムにも欠けてるのかというと、要するにネガティブな話そのものが存在を許されてないからじゃない。だからと言って、ネガイメージというのは、別に「自己批判せよと」か、「企業の非を認めよ」ということばかりとは限らない。スターウォーズじゃないけど、やっぱり暗黒面のフォースってのは強くて手に入りやすい(笑) だから、「弱者の戦略」としては、これを使わない手はないんだよね。
ネガをどうやって「外向きのベクトルとして設定しコントロールするか」ってことが大切なんだ。

たとえばツーカーみたく、「ゴテゴテ付加価値を付けて、あなたのお金を奪おうとする大手キャリアから、あなたを守りたい」という風な訴求はその典型で、だまされてるやつ一杯いるじゃない。実際は、固定電話からツーカーにかけるとドコモの1.5倍も料金取られるのにさ。(笑)

逆にまず失敗するパタンとしては、「ひとりでも戦うヒーローイメージを作っちゃう」ことなんじゃないかな。こういうやり方は、目立つことはできるかもしれないが、共感を得られなくなる。「消費者と共謀して仮想敵を作る」までは実行していても、それが「お客さんのため」じゃないとコケるんだね。
こういうのは、個人事業者も実は戦略として有効なんだけど、実は僕もまだまだ上手くやれてないんだよね。もっと考えよう。

このへん、具体例を挙げて説明したくて仕方ないんだけど、あまりにも差し障りありすぎるんで控えます。(笑)

(2003.6.23)紹介&紹介&紹介‥と繋いでいくと、日本人1億2千万人は平均16人で誰とでも繋がるんだそうです。

むかしテレビで観たんだけど、たとえば北海道の最北端宗谷岬にいるお婆ちゃんに、そのおばあちゃんとはまったく無関係な、大阪在住の小学生の女の子の名前と顔、そして大体どのあたりに住んでるかを示して、「この人を知ってますか?あるいは知ってそうな人を教えて」と頼む。それを次々と繰り返すと、わずか12人でたどり着いてしまったというのがありました。どこの大学か忘れちゃったけど、こういう実験を実際に繰り返して検証したところがあって、日本全国で何度か同じことをで繰り返しても、大体平均16人いれば日本人はみな繋がっているということらしい。

僕のこの個人サイト、ビジターは平均すれば100人/日もいません。延べ人数については不明だけど、最低で週に一回程度以上訪れてくれているような「リピーター」の方は、恐らせいぜいく400人もいないのではないかと思う。ところが不思議なことに、なぜか結構繋がるんだよね。
以前、「某自動車メーカーのCMはひどい」と書いたら、なぜか数日後に、今まで来たこともないその自動車メーカーからアクセスがあったり、こないだも、「以前スクウェアに在職してた知り合いが‥」と書いたら、突然ゲーム業界関係からのアクセスが増えたりとか。
一体、誰がどこから伝播させているんだろう。恐らく特定の「伝達者(メッセンジャー)」がいるわけじゃなくって、このHPを見ていない他の人にも情報を伝達しようと思うまでに至る「モチベーション」のあり方も、内容によって千差万別なんだろうね。こういうのって、考えていくととても興味深いんだけど、ある程度続けていくうちに、もしかしたら特定の法則を発見できるかもしれない。今はまだ、なかなか人に言えるほどの「ナレッジ」にはなっていないんですけどね。
逆に言うと、もうちょっとアクセスが増えてしまうと、こういうのはもう肌で感じられなくなっちゃうんだよね。事実、FOMAdeTVの方は、PC・iモード合わせると、ユニークアクセスはもう1500人/日ぐらいを超えているし、情報の発信源が僕一人じゃないから(掲示板中心だからね)、すでにこうした波及効果を肌で感じることは難しくなりつつあります。

こうしてみると、規模は小さくとも、やはり実地でWEBサイトやってて良かったよと思う。もっとも、そうやって伝播していくインフォメーションは、必ずしも僕自身にとって都合の良い情報とは限らないんだよね。事実、僕はここに書いた内容のせいで、いくつかの仕事のキッカケを失っていますし、伝播する情報は、なぜか悪い話の方が多い。これは多分、僕自身の力不足も大きいのだと思う。ポジティブな話を伝播させるのは、ネガティブな話より数倍難しいというのはなんとなく感じる。でも、それでも、情報が伝わる仕組みを、ある程度実地に見ることができるのは、やはり面白いんだよ。

(2003.6.1)x誕生日でもないのにカノジョに新しいiPodをプレゼントされてしまいました。しかも一番大きな30GB。

なんだか、申し訳ないやらありがたいやら。彼女は今年のはじめに、それまではとはまったく違う業界(インターネットリサーチ)へと転職したのですが、就職活動に際して、あれこれとアドバイスしたお礼なんだそうです。僕は、自分が10年ぐらい経営者やってたから、面接などでは、何を言うと一番嫌がられるか、とかどういう人が好まれるのかということについては、ある程度わかりますのでね。でも、別にいいのに、お礼なんか。

最近フルモデルチェンジしたばかりのiPodは、ついに最大30GBという巨大なサイズになりました。今までPCに落として聴いていた曲を一切合財、iPodに転送してみましたが、1000曲ぐらい入れても、まだ7GB程度にしかならない!まだ20GBぐらい空きがあるので、当分は余裕で楽しめそうです。

WINDOWS版に標準でついてくるMP3レコーダー&プレイヤー、そしてポータブルデバイス用プラグインがセットになったソフトが実に使いにくい!昔から思っているのですが、音楽系のソフトって、どうしてこうインタフェースが「デザイン過多」なのでしょうね。多分、Mac版のiTUNEだったらもうちょっと使いやすいのではないかなと思うのですが、WIN版iTuneも今年中には出るという話なので楽しみに待つとしよう。

思ったとおり、iPodもフリーウェア&シェアウェアユーティリティが大変に盛んですね。特にiPodを使うと、各種のMP3エンコーダが生成する曲名やアルバム名、アーティスト名のタグ情報が結構ばらばらで、iPodからブラウズすると見づらいことが多いんですが、Excelライクな画面で、こうした曲名などの情報を一括して管理できるツールなどがあるのがありがたい。でも、こうした管理の手間っていうのは、今までにない、新しい類の労力ですよね。CDやMDで音楽を聴いていた頃、コンテンツは物理的なメディアに依存していたわけだけど、iPodみたいに、純粋にデジタルデータとして扱うようになると、こうしたタグ情報がないと曲がわからなくなってしまいます。フリーウエアなので、今ひとつ挙動が怪しいのが難点なのですが、自分が曲名のリストなんか作ることになるとは昔は想像もしたことなかったよ。(笑)なにせ昔から、こうしたラベル貼り系の整理ってものをやったこともなかったのです。

しっかし、今さら誰でも知ってることですが、iPodを見てると、ニッポンのポータブルデバイスのデザインがいかに超ダサいかということを痛感しますね。ライフスタイルがどうとか、テイストがどうとか言う前に、そうしたメーカーに勤務してるサラリーマン諸氏は、もう少しシステマティックにデザイン「評価」の修練を積むべきだと思う。(別に自分でデザインが描けるようになれとか言ってるわけではない)
「センス」とか「テイスト」とか「感性」とか「企画力」とか、そういうものってのは、歴然と存在するはずではあるけど、多分こういうのって、企業的基準ではあまりにも曖昧すぎて、評価基準を明快にできないから、結果としていつまでたっても実力が向上しないんだろう。だから今必要なのは、ちゃんとした修練(Dicipline)だと思いますね。ちゃんと方法論を築いて各自が修練しなければ、「感性」なんちゅう曖昧な言葉で分かったつもりになっているうちはどうにもならないだろうなと思いますね。
特に、40代以上の管理職クラスは、感性だとか才能って言葉で、無意識に「努力」を切り離して、自分たちの問題とすることから逃げてるんじゃないか?それは自らが、何歳になっても「不断の努力」ってものをしてないことに対する言い訳に過ぎないんだが、そういう、しょーもない構造をどこに行っても見かけるんだよ。
でも、技術者や営業でも、責任ある立場に立つ者であればあるほど、こうしたデザインの基本までもちゃんと勉強すべき時代は否応なしに来てると思う。FOMAのデザインのあまりのダサさとかを見てると、この国の工業製品が、造形力だけでもお金を取れるようになる時代はまだまだ遠いと思わざるを得ないですね。

「お返しはいらない」と彼女は言いますが、やっぱりお返しはしなければ。やっぱり洋服かなぁ。僕が言うとかなり呆れられそうな話ですが、彼女は割と容姿に恵まれてるのですが、背が低めなので、なかなかサイズの合う服がないらしい。(しかし、低めとは言っても153cm弱ぐらいはあるのに合う服がないってのは問題だよな) 意外に思われそうですが、僕は女性の洋服には案外詳しいので(笑)、ちょっと出かけて選んでくるかなぁ。

(2003.6.13) D2コミュニケーションズのモバイルマーケティングセミナーに行ってきました。

お呼びいただいたキッカケは、先日出たばかりのD2Cによるの中の、ごく一部の部分「第四章 最新モバイルキーワード」の部分を書かせていただいたというご縁もあるのですが、やはり、以前はモバイルメディアマガジンの編集長であり、そして現在はD2Cで広報をやってらっしゃるT氏のご厚意によるものです。Tさん、いつもありがとう。
そのほか、以前は広告代理店に勤めておられたが、現在は退社してフリーになり、主として地域通貨系の仕掛けをやってらっしゃる徳留さんとか、(僕をはじめて、セミナー講師なるものに招聘してくれたのもこの方です)、一応「嘱託携帯アナリスト」なる名刺を持たせていただいてるユニークメディアの高藤社長、そして、純粋にメル友(笑)で、パーティ開場で初オフ(笑)となったアクシブドットコムの宇佐美社長などなど、ちょくちょくと知己の方との顔合わせもあった。
品川プリンスホテルの開場は、1フロア全部がFOMA[圏外」だったのは、ちょっといただけませんが(笑)。

今回、夏野氏による基調講演はいつも通りの「夏野節」でした。
1年前にインタビューをやらせてもらったときと、言っていることもほぼ同じ。そういう意味では、最近にわかに注目度が上がりつつあるFOMAについても、この1年間、戦略にブレはないということでしょうか。強いて言えば、この1年間の間に、特に顕著になってきた材料として、「新機種が出ると、その後しばらくはユーザーのパケット使用量が急激にハネ上がる」という傾向への言及があったことでしょうか。

504i以来特に顕著になってきたこの傾向、要するに、端末が高度化すればするほど、最初に試す各ファンクションが増え、しかも消費パケット量も増えたといことでしょうか。こうした傾向がある限り、キャリアが端末メーカーに対して、「もっといいもの、もっと早く」と要求するペースは下がらないでしょうね。
メーカーの開発者さんも、当分多忙な日々は続くことでしょう。(笑)

次回の日経パソコン「三田隆治のケータイ文化時評」テーマは、
貴方のネット精神年齢は?
心揺さぶる「メール仮想恋愛」
です。

(2003.6.7)この「TIPS」も、もうなんだかんだで1年半は続けてます。今日は過去TIPSの再掲で勘弁してちょ。

(2002.5.12) 何年か前、中古マンションを購入したときの話。

会社なんかやっていると、(当時の話ですが)、次から次へと都銀や信金の担当者がやってきて、「口座を作ってくれ」「ローンカードを作ってくれ」「積み立てをやってくれ」と、うるさく言うものです。
どうせ銀行が、担保のないソフト会社にカネなんか貸すわけないよな。と思いつつも、それでも銀行と仲良くしておきたいという心情もあり、薦められるままに、口座やローンカードを作ったものです。
ローンカードとは言っても、せいぜい限度額5万円程度で、行員のポイント稼ぎにはなるという程度のモノです。
幸い、そういうローンカードを使うこともなく、カードをタンスの奥に入れたまま知らずに放置してました。

それから、5年とか8年とかが経って、中古マンション購入のためのローンを組もうとすると、銀行のローン審査担当者から突然電話があり、
「あなたの与信能力に少し問題があります」と、ヘラヘラと笑いながら言うわけですよ。
驚いて、「え!?他に借金なんかないですよ。なんでですか?」というと、

「あなたは複数の銀行に沢山ローンカードを持っていますね。合計すると500万円分にもなります。
これで、あなたの与信限度額はその分低いと判断されてしまうんですよ」


寝耳に水とは、まさにこのことです。

つまり、最初は5万円程度で、銀行に乞われるがままに造った複数のローンカード、知らないうちに、勝手に限度額が上がって、いつのまにか全部100万円ぐらいになっていたんですね。つまり僕は、住宅ローンで金を借りる以外にも、カードローンで合計500万円も借金できる奴と勝手に見なされ、その結果、「残された与信限度額が低い奴」と判断されていたんです!

僕は、このローン審査担当者に怒鳴りましたよ。
「大体、薦めるときだけ無責任にカード薦めておいて、あとになってあなたの与信限度が低いとは何事か!」
すると、その融資担当者、なんと答えたと思います?

「へへへ。まぁ、その担当者もノルマがあったでしょうしねぇ。」


これ、本当にこういったんですよ。しかも、ヘラヘラ笑いながら。

僕はその直後、その限度額100万円のローンカードを、3枚ほど解約しました。解約しなくても、一応ローン審査は通ったらしいですが。
会社などやっていると、たとい実際に借金しなくても、万が一のときのために、お金を借りられる手段は確保しておきたいと、どうしても考えてしまうものです。銀行の人間にはこういう気持ちはわからないでしょう。

中小企業の経営者はいま、銀行の不良債権を見て、みんな「ザマーミロ」と思ってるに決まってます。
最近、Mビットとか、@L-ンとか、銀行による体のいい高利貸しが増えてますが、皆さん注意しましょうね。そういうカードをあまり沢山作ると、あなたの与信限度額は確実に格下げされます。
しかも、当のローンを売り込んでる、その同じ銀行によってね。

(2003.6.2)あぁ〜新しい自転車が欲しい! って、今でも2台も持ってるんだけどさ。コンナノコンナノね。
(デジカメ撮影が面倒なので、インタネ検索で同モデルをリンクさせてもらいました)

最近、某社のプロデュース業務で、週に2度ほど恵比寿方面に通ってるんだけど、交通手段は大体バイクです。
2年前、「タンデムライダーズ」っていう雑誌で、表参道で「読者モデル」(笑)として撮影されちゃったのが自慢のこのバイク、フロントフォークを100mmストレッチして、バーハンドルにして、リアサスもローダウンさせたドラッグ系のチョッパースタイル。走りにくいコトと言ったらこの上なしというシロモノです。
もっとも、バイクでも電車でも、山手線沿線駅なら所要時間はほとんど変わらないんだけどね。
高円寺は本当に交通の便がいいです。

この1年ばかり、事務所を畳んでから自宅で仕事してるせいもあり、もう死ぬほど運動不足、基礎代謝が明らかに下がってるのがわかるほど体がなまってる。おかげで凄い太りようです。太ると健康に悪いのは勿論、以前からの知り合いに合うのがイヤになるし、街に出かけていくのも気が引ける。それに、ファッションにもアンテナを貼らなくなってしまうし、ろくなことはない。これはなんとかせねばというわけです。

僕は、我ながら少々偏執的と思えるほどの凝り性なので、凝りだすとホントにトコトンやる方です。ロードレーサーに凝っていた頃は、週に2度ぐらい、会社のあった江戸川橋からお台場まで往復してたし(往復で30kmぐらい)、自転車で一番長距離を走った記録は、休みの日に都内から横浜、厨子、鎌倉を経て藤沢まで行ったこともある。往復路の総距離は170km、途中の休憩を入れて、12時間の道程でした。

こういう本気印なサイクリングだと、Bianchiのロードレーサーみたいなヤツは本当にサイコーです。体格にキチっと合わせて調整されたロードレーサーは、1日で170kmを走破しても、翌日に筋肉痛の一つすら出ません。でも、ロードレーサーはペダルがビンディング(専用のシューズでペダルに固定される)だし、タイヤの幅も薬指ぐらいしかないので、そもそも歩道を走れない。(走ったらすぐパンクしてしまう) もっと下駄代わりに使えてガンガン走れる自転車が欲しいんだよね。

じゃ、もう一台プジョーがあるじゃないかってことなんですが、折りたたみ自転車は、どうしても車体の剛性に不安が残る。自動車と同じで、剛性の低いクルマは走っていてもどこかストレスが溜まるので、快楽中枢を刺激してくれません。(これがないと、どうしてもモチベーションができないんだよね)それにホィール径が小さいからスピードのノリこそいいんだけど、車輪自体の回転慣性が小さいので、スピードが維持できない。つまり、加速もいい分、すぐスピードダウンしちゃうのね。どうにもガンガン走るにはやっぱりちょっとってカンジなんですね。

もう自動車なんか乗る気はゼロなので、(自動車なんて杉並に住んでる者には「超贅沢品」だから、年収2000万越えない限り乗らないと誓った)折りたたみ自転車は必要ないんだよね。キャノンデールあたりの、リアがリジッドのクロスカントリー用のMTBなんか欲しいな。都内用にはこういうのが一番。

でも自転車で長時間一人遠乗りしてると寂しくなってくるし退屈なんで音楽も聴きたい。となると、Windosw用のipodの20GBのやつが欲しいな。音楽をPCに落としてMP3で聴く習慣ができて以来、もうCDなんて不自由で不自由でとても聴いてらんないよ。
というわけで、たかが「ちょっとダイエット」なんていうだけで、自転車とipodなんていったら、出費10万円軽く超えるジャン!
何事もカタチから入ろうとする悪いクセだけは、なかなか直りそうもないです。

 
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